看護師のトモダチの考え方

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でんでん
でんでん

こんにちは!『会社に縛られない生き方へ!MRのブログ』管理者のでんでんです。

先日、久々に地元で看護師をやっている友人とランチをしました。

彼女は二児の母です。

数年前に休職して、看護教員の資格(看護師の先生)を得るために勉強をしていたの知っていたので、なぜ看護教職を獲ろうと思ったのか気になって聞いてみました。

(結論)違う職種でもみんな同じような悩みを考えているんだな〜

と思いました。

看護師のトモダチに聞いたこと

彼女とは高校からのトモダチです。同じ医療業界ということもあり、長年仲良くさせて頂いています。

職種は違えども、同じ業界ということもあってかなり話が合います。

コロナで変化した働き方などについて情報を交換しました。

MRの働き方がzoomなどを使用したリモート中心であることに驚きを隠せない様子でしたが、院内の様子を思い出して納得していました。というのもMRや業者を見る機会は本当にないとのことでした。もう毎日病院へ訪問して、来るか来ないか分からない医師を待ち続ける営業スタイルに戻ることはないんだろうな、と再認識しました。

私は気になることを色々聞きました。

医療現場の実際

彼女は病院の中では中間管理職の様なポジションで働いています。部下(後輩)から

『なんでうちの病院は変わらないんですかね?』

と問われることがよくある様です。

彼女は『お金』と答える様です。

やはり病院はコロナで収益が低下しており、社会インフラとしての要素が強い医療は利益のみを追求した体制にシフトチェンジすることは容易では内容です。

シフトチェンジするとしても”どの様に変えていえけばよいか上層部が納得し、判断するにはいくつものハードルがある”ことを現場のリアルな声として教えてもらいました。

リモートは難しい

前述の通り、MRの仕事がリモート中心にシフトしたことを改めて理解し、非常に驚いていました。

それと同時に看護職はリモートにできない部分がほとんどで、医療現場の大変さを改めて理解できた瞬間でした。

その反面、薬剤師の業務はAIによって多くの部分が置き換わるとの指摘もあります。同じ病院で働く医療専門職でも今後大きく違いが出ることを感じた瞬間でした。MRは明らかに他に置き換わり必要性がなくなっていく職種・・・残念。

管理職、教育職

冒頭にも述べましたが、彼女は数年前に看護師の先生になれる資格を取得しています。

なぜ、彼女がその資格を目指す決定をしたかが、ずっと気になっていました。

彼女が看護教員を目指した理由は2つです。

1つ目は

教育は大事。

看護師が担っている仕事はロボットやAIが代替しづらい仕事です。そのため、まだまだ新しい看護師を育てる必要があります。看護学校で看護師のたまごに教えるにしても、病院で勤務しながら部下(後輩)を指導するにしても、教育について理解を深めることは大切と考えているからの様です。

2つ目は

高齢になっても必要な職種だから。

看護師は生身の患者さんに処置を行ったり、細かな手技が必要とされる職業です。

しかしながら、ヒトの機能は年齢とともに低下します。医療を行う看護師とて例外ではありません。医師と話をしていても老眼に悩まされる外科医も少なくありません。

彼女は自分の手先や眼の機能が加齢によって低下しても医療に貢献できる方法として、看護師の指導を行う道を見つけ出した様です。

今現在安定した状況でありながら新しい道を考えて行動している話を聞いて驚くとともに勇気づけられました。

看護師のトモダチが感じる将来の不安

先ほどの話にも通じる部分がありますが、

いつまで働き続けることができるか?

この部分に彼女は大きな不安を感じていました。

いつまで働き続けることができるか、というのは2つの意味があります。

1つは前述の通り自分の看護師としてのパフォーマンスをいつまで維持できるのかです。

もう1つは病院の労働環境の問題です。

やはり、看護師の労働環境はいいとは言えないようです。意欲を持って専門看護師の資格を取得する同僚は多くいるようですが、その資格や興味関心を活かしきれていない労働環境があるようです。

内向きの仕事が増え(書類作成や記録)、看護以外の労働に時間を割かれる割合が昔よりも格段に増えている現状があるようです。これではイキイキと志を持った看護師たちが働きやすいと言えないと語っていました。

そのため彼女は管理部門に異動して、志とやる気を持った看護師たちが働きやすい環境を作る役割を担いたいと考えているとのことでした。

トモダチながら尊敬する発言でした。

MRとの共通点

彼女の話を聞いてMRとの共通点が多くあると感じました。

  • なかなか変わらない組織体制
  • 不満は口にするが自ら行動する人は少ない

変えた方がいいと、変わりたいと思いながら行動に起こせる人は少ないです。

これは看護師でもMRでもどんな職種でも同じかと思っています。年齢が上がればどんどん腰が重くなっていきます。

MRにとって今は危機的な状況にあります。各社どんどんMRの人数を減らしています。どんどんとeディテールにシフトしています。それでもまだ”面談数”や”訪問件数”、”ターゲットDrカバー率“などを多くの会社がKPIに設定しています。我々MRも新しいスキルを身につける必要がありますし、会社の管理部門がこの状況を経営戦略に取り入れるために現場の状況を理解し、管理体制を変えていかないといけないと再認識しました。

看護師のトモダチがとった行動

看護師のトモダチはプレーヤーとして働きつつ、マネジメントまたは教育へシフトする判断をしました。ずっとプレーヤーとして働くことができれば良いのですが、現実的には困難です。スポーツでもそうですが、若い人には敵わないのです。

一つ勝てる部分があるとすれば、経験です。経験を活かして経営やマネジメントを目指すか、経験を活かして教育の報告に進むかの意思決定を近々行うようです。

”経験”は誰しもが年齢と共に積み上がっていきますが、経験値を広げるためには日常と少し異なる分野や業務にも目を向け学ぶ必要があります。それを行なっている部分は素晴らしいと思いました。

やはり前を向いている人は少しずつでも知見を広げる行動していますね。

励みになりました。

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