こんにちは!『会社に縛られない生き方へ!MRのブログ』管理者のでんでんです。
先日、日本ディープラーニング協会が実施するG検定試験を受験しました。
2017年から開始された本試験は受験者数を伸ばしており、今後間違いなく注目される資格試験です。
私は残念ながら今回不合格でした。
この試験を舐めていたのが、不合格の原因です。
不合格にはなりましたが、G検定試験を受験して、アフターコロナに必ず必要なスキルであることが明確に分かりました。
今は興味が湧いたので試験前よりも勉強しています。
G検定とは
一般社団法人日本ディープラーニング協会が実施する試験です。
2020年11月に実施された試験では7,250名が受験し、合格率は59.56%でした。
G検定は、ざっくりいうとAIに関する試験です。
そもそもAIの定義は定まったものがなく、専門家の中でも意見が分かれるところです。
なんでも機会ができるドラえもんの様なAIと、ある特定のことができる音声認識や画像認識などと一言でAIといっても分類されています。
その中で大きな定義の区分分けとして
AI > 機械学習 > ディープラーニング
と表されます。
AI(人工知能)は人間の様な知的な機会を作る科学や技術
機械学習はデータの特徴を学習して法則を人間が定義する
ディープラーニングは機械がデータを分析し特徴を自動で定義する
機械そのものが分析したり、動いたりするという意味では私達が想像するAI、つまりドラえもんの様なAIはディープラーニングの発展系です。
G検定を受験のメリット
・AIと言っても色々あることがわかる
・AIは既に身の周りで多用されている
・AIは何かが分からないと今後のビジネス展開が見えない
既に我々の生活の中にはAIが多用されており、今後どんどん加速していくことは間違いないと実感しました。
私は製薬会社でMRとして営業職で働いていますが、顧客である医師とのコミュニケーションはデジタルシフトしています。
その背景がしっかりと理解できていないとリストラや早期退職のターゲットとされる日が近いと確信しました。
私がG検定に落ちた3つの不足
・勉強不足
・試験対策不足
・試験傾向の情報不足
1番の原因は勉強不足でした。
勉強不足
G検定について調べたところ最初に目にしたワードが『検索能力を問う試験』でした。
G検定はインターネットで受験する試験ですので、ネット検索が可能な状況での受験です。
しかし、120分で191問を解かなければなりません。
勉強して秒で回答できる問題を多くしておかなければ間に合いません。
わたしは5日間の勉強で本番に臨みました。
出題範囲が広いG検定の知識をインプットするには時間が短すぎました。
試験対策不足
わたしがなぜ舐めていたかというと、公式テキストのボリュームが少なかったからです。
パラパラ見たところ試験数日前から覚えれば問題ないと高を括りました。
しかし、落とし穴は公式テキストだけを読んでいてもこの試験には合格できない点にあります。
前述の『検索能力』に関しても検索の準備が必要でした。関連図書やサイトを事前に見つけておく必要があります。試験の場でGoogle検索を開始しても到底間に合いません。
なぜなら、試験問題が多すぎるからです。
120分で191問あることを知ったのも3日前でした。
この試験を舐めすぎていました。
試験傾向の情報不足
G検定の試験範囲(シラバス)の中に『ディープラーニングの応用に向けて』という項目があります。これは産業への応用、法律、倫理、現行の義論です。
公式テキストは数年前に発刊されたものですが、世間の動向は進んでいます。
つまり時事問題に対応できる様に対策をしなければなりません。そこで必須で読んでおかなければならない本があります。
『AI白書2020』です。
これを読んでいないと話になりません。少し高価な本ですが、これは必須です。試験が終わってから購入して読んでみるとこれを読んでいれば簡単に解けたな~と思う問題が多数出ていました。
私はビジネス書の購入は電子書籍ではなく、紙の本を購入します。
理由はメルカリで売るためです。
しかし、『AI白書2020』はKindle版を購入しました。
理由は簡単です。検索できるからです。対策をして、次回の2021年3月再受験して合格を目指します。そうなると検索できるKindle版でないと都合が悪いのです。
4000円ほどするのでメルカリなどの紙の本を安く入手したくなりますが、G検定受験を考えるならKingle版の購入は必須です。
勉強に役立つサイト
文系のわたしにとって初めて聞く用語が多くありました。
慣れない用語の字面を追っていると眠くなりますので、youtubeなどの解説されているサイトを見ることをお勧めします。
ディープラーニング協会
G検定試験を実施している協会のチャンネルですので、試験について知るためには役立ちます。
これを見てから勉強をすればよかったと後悔しています。
しろ弦IT
このチャンネルはG検定様に解説していますので、非常に参考になります。
すたビジbyウマたん
データサイエンティストのウマたんが用語や概念を分かりやすく解説しています。
Neural Network Console
これは少し専門性が強くなりますが、AIやディープラーニングについて興味が出てきてみると非常に面白いです。
これからのビジネスで必要なスキル
G検定のGはジェネラリストのGです。
G検定の上位資格にE検定があります。Eはエンジニアです。G検定とE検定の難易度の差はかなりあります。そもそも目的が異なります。文系の業務に従事している人がE検定まで目指す必要はありません。
その反面これから、デジタルやIT、AIが今より必要となるのは明らかです。
自らプログラミングできたり、AIを組み入れる作業をする必要はありません。
どんなシステムが必要なのか、AIを取り入れればどんなことができるのか、エンジニアにどんな依頼をすればいいのか、その難易度はどの程度かなどをザックリとわかることが必要です。
武田薬品はITパスポートの取得を社員に推奨しました。
おそらく他の会社でもITパスポートやG検定の取得を推奨する日が近く訪れるでしょう。
その観点からはG検定を今学ぶのはリーズナブルです。
G検定の合格率は以前まで70%程度でした。2020年11月の試験では59.56%です。6割を切りました。G検定はどんどん難化していると指摘されています。コロナウイルスによってビジネスの変化が加速し、コロナ前に戻ることはあり得えません。G検定を受験して、アフターコロナにけて必要なスキル習得を目指す必要性を実感しました。
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