
こんにちは!『会社に縛られない生き方へ!MRのブログ』管理者のでんでんです。
コロナで医師に面会できないと悩むMRが多くいます。
私もその1人です。
コロナ禍で前任出禁により担当交代したため他のMRより厳しいです。
そんな状況ではありますが、所長は馬鹿の一つ覚え『継続面会』を所員へ指示します。
で、その方法は?
もちろんありません。笑
これはどの会社もそうなのでしょう。
わたしの上司が『症例フォロー』、『具体的な症例を介したディスカッション』で、継続面会はできるとおっしゃいます。
確かにある意味正解で、ある意味間違いだとわたしは思います。
なぜなら、話す価値があるMRにしか医師は具体的な話はしないからです。
価値があるMR=話して理解できるMR
そのためには勉強はマストだと最近より強く感じます。
MRの仕事は勉強するとコスパが最高な理由

あなたは何か趣味がありますか?
映画、アニメ、漫画、野球、サッカー、格闘技、キャンプ、料理、ワイン、カフェ、音楽、筋トレ、ダイエット・・・
その趣味について興味ない人、知らない人に詳しい話をしますか?
野球が好きだとして、野球のことを何も知らない人とめちゃくちゃ詳しい話、マイナーな選手の話をしたいと思うでしょうか。
たまたま知り合った地元が近い人とローカルトーク、身内ネタで盛り上がって仲良くなった経験は誰しもがあると多います。
盛り上がった理由は『共通の話題』があったからです。
では、医師とMRに話を置き換えたときには『共通の話題』は何になるでしょうか?
疾患、治療、ガイドライン、エビデンスが共通の話題になります。
これらの情報は共通言語として知っている前提で新しい情報や考え方など医師は”仕事”として求めています。

『ガイドラインでは弊社の薬剤はAで・・・』
『有意差が・・・』
新しく改訂された情報はこの様な情報提供の形になるケースもありますが、医師はその会話からの発展した議論や具体的な症例等の話をしてもいいMRかを見極めながら聞いています。
新しくできた美味しいローカルな飲食店に興味がある人にチェーン店の良さを毎回語ったらどうでしょうか?
最初は興味を引く部分もあるかもしれませんが、
途中からは『もうええって!』
思われるのは目に見えます。
一辺倒な情報提供に終始するMRを医師は
『こいつ分かってないな』
『知らん奴に詳しい話しても無駄やな』
と思われていることは間違いありません。
確かに医師と対等に議論することは容易ではありません。
しかし、ある程度対等に話ができるレベルになければ、会話になりません。ましてや具体的な症例のディスカッションなんて・・・。
TOEIC400点レベルで、ネイティブの英語のみの会議に参加しますか?
その会議に参加したところで、会議の内容がほとんど分からないでしょう。
MRの仕事も同じです。
ある程度勉強しなければ、医師が話していることも理解できないでしょう。
人は理解できない人には話をしないものです。
ネイィブレベルに英語力を上げるのは無理です。
だから『こいつはある程度話を理解できているな』と感じてもらえれば、理解できないポイントは違う表現で言い直して教えてくれます。
しかし、全く分かっていない人には教えてくれません。
疾患、治療、ガイドライン、エビデンスなどの基本的なことを理解した上で、自社医薬品に関係する部分は医師より詳しくあれば、具体的な症例を介したディスカッションに医師は応じてくれます。
資料を送りつけるMRが急増

最近は医師との会話の中で驚くことがあります。
治療の現状を伺うと新しく承認された治療について以前より理解の浸透が遅い様に感じます。
それはMRとの面会、製薬会社のリアルセミナーがないことが一因であることの影響だと思います。
一方、医師は情報を遮断しているわけでもなく、新しい情報は欲しているとさえ感じます。
そんあ状況の中でMRからの提供はテロ的に送られてくるパンフレット。
そこでMRから依頼が来るweb面談に応じたところで、そもそものMRが詳しいことを理解していないと感じれば次はないです。
忙しい医師は全ての郵送パンフレットに目を通すことは出来ないのが現実です。製薬会社のパンフレットは公平中立に書かれているために『実際どうしたらええねん』的な疑問を抱いていると感じます。
個人的な意見
コロナによる活動自粛や訪問制限の強化で医師と話をする機会は激減しました。
医師と会話機会が減少し、質問を受ける機会も減少、勉強の機会も同時に減りました。
この状況に甘えてしまうMRとそうでないMRでのMRレベル格差は以前にも増して拡大しているのだと感じます。
医師が面会するMRと面会しないMRはより明確に選別する時代が来ると思います。
特にオンコロジーMRなどの専門職が強いMRはよりその傾向が強くなると思います。
最近は1回の面会が1時間前後と以前よりも面談時間が長くなることが多い印象です。
他のMRヘの面会が減ったためにわたしに時間を多く取っていただいてるのであれば、本当にありがたいことです。
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