上司が無能!何も自分で考えない理由が判明!脳が原因だったという話

MRの仕事
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でんでん
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こんにちは!『会社に縛られない生き方へ!MRのブログ』管理者のでんでんです。

仕事をしていて上司にこんな不満を感じることはありませんか?

  • 本社や部長の言っていることを横流ししてるだけ
  • 何も考えてない
  • いる意味がない

何も考えない上司に不満を覚えることはサラリーマンであればあると思います。

営業であれば、戦略を考えるのはごく自然なことですが、それすらしません。

なぜ、上から言われたことを横流しするだけなんでしょうか。

調べていくと原因は脳にあることがわかりました。

自分で意思決定したくない

自分で意思決定するより人に指示して欲しい

私たちの脳は本来、他人に指示されることを望んでいます。

ネットショッピングをするときにお店や商品のレビュー数、星の数を見て購入を決定した経験があるはずです。

商品が気になる、欲しいという感情はもちろんあったでしょう。でも、最終的な購入クリックの背中を押したのは他人の評価、みんながいいと言っているから購入しよう!となった経験はあるはずです。

自分で意思決定するのであれば、必要性、価格妥当性、スペックの違いなどを比較して決定します。本来そこに他人が付けた評価は関係がないはずです。

他人が評価しているものは良い、自分で判断するのは面倒であると無意識に脳が判断していると言える事象です。

行ったことがない行列ができている飲食店に行きたいと思うのは同様の心理効果です。

脳はわかりやすいものに即時反応する

人は見た目が9割!と言われます。

外見情報は1番簡単に手に入る他人の情報です。ビシッとキレイにスーツを着ていると仕事ができそうに感じますし、ヨレヨレのスーツを着ていると仕事が出来なさそうに感じます。

本来、見た目と仕事の出来不出来はイコールではないにも関わらず、入手しやすく分かりやすい外見情報を基に他人をわたしたちは判断しがちです。

これは多くのモノの中から選ぶ作業をするときにも発生します。

意思決定して欲しければ『数を少なくする』のが有用な手段です。

コロンビア大学がジャム試食コーナーで行った有名な実験があります。客に6種類のジャムを試食してもらったときのジャムは30%購入されました。

しかし、24種類試食を用意した場合は、たった3%の購入でした。

数が多い方が様々な客の好みに合致して購入は増えそうですが、購入率が減少したのです。

結局迷った結果購入せずに帰ってしまったのです。

カレーを食べたいと思ってCoCo壱番屋に入って注文に迷った経験はないですか?

わたしはいつも迷います。しかし、スキー場や高速のサービスエリア、喫茶店でカレーを選ぶときには迷いません。そこには多くても3種類くらいのカレーしかメニューにありませんから。

人がストレスを感じずに選択肢から選ぶことができるのは5~6個です。

日本人は意思決定を楽しいと感じない

日本人は欧米人と比べてCOMTというドーパミン分解酵素活性が高い人が多いと言われています。

ドーパミンはアドレナリンやノルアドレナリンの前駆物質であり、意欲や快楽に関与しています。

このドーパミンの分解が速いので、『自分が決めた』ことに快楽を感じにくいのです。

欧米人の6割が自らの意思決定に快楽を覚える反面、日本人は2割ほどです。

H2 改善方法を考えないのは生き残るための戦略

日本は災害大国です。日本は小さい国土にも関わらず、世界で発生する20%が日本に集中しています。

これは何を意味しているのか?

協力しなければ生きていけないのです。

災害時に日本人の助け合い精神が美しく語られることが多々あります。逆に協力的でなければ非難の的となります。日本では自分の意思を表明するよりも集団の中で大数に迎合する方が生きやすいのです。

会社でもそうです。

目先の評価ばかりを意識し、新しい取組、改善方法の提案への行動を脳が制限します。

改善案を提案するよりも上司や会社の言うことに迎合する方が”協調性がある”と判断されます。

脳の特性を踏まえたサラリーマン戦略

とは言うものの上司からはアイディアや報告、提案を求められます。

会社や上司は行っている仕事が上手くっている確証を得る報告を求めています。

いわゆる『確証バイアス』です。

確証バイアスとは行っている行動や考えを支持する情報ばかり集め、否定的な情報は無視するバイアスのことです。

この確証バイアスがのため上司は良い報告のみを期待し、改善案を嫌います。

改善案を進言するときには既成事実(ぽいこと)を作ってからいいましょう。既にそうなっているので仕方ないと思わせれば勝ちです。

ぽいこととしたのは既成事実でなくてもいいと言うことです。人は自ら意思決定したくないものです。

既にそうなっているのであれば仕方ない

という状況でが重要です。そのために噂を流すのも賢い方法の一つです。

〇〇ではうまくいってるという噂が有効です。

そして意思決定した上司を称賛すれば、サラリーマンとしての仕事は完璧です。

まとめ

サラリーマンとして働いていると意思決定しない、判断しない、何も考えない上司にイラ立つことも多いです。

これらは意思決定したくない脳です。特に日本という国では生き残る正しい戦略でしたので仕方ないと割り切ります。

その上で改善を求める場合は

  • 選択肢を減らす
  • 確証バイアスを理解する
  • 既成事実を作る
  • 上司を称賛する

無能な動かない上司に手を焼くことも多いですが、自分自身は戦略的に上司を上手く使いこなしていこうと思います。

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