
こんにちは!『会社に縛られない生き方へ!MRのブログ』管理者のでんでんです。
新しい取り組みの事例報告は上司から歓迎されます。
でも、注意喚起は慎重に!
上司、会社はいい報告だけを求めています。
報告の案件
新しい取り組みの報告を上司は求めます。
具体的にはweb面談、ウェビナー、新薬の採用(効能追加)、顧客からの反応などです。
これらの事項について報告を求めるのは言わば当然です。新しい取り組みが本当に機能しているのか、改善するポイントはないのかを検証するために報告は必須です。
本当は重要な失敗を軽視
働いていると本社戦略や上司の方針が現場とマッチしないと感じることが多々ありませんか?
しかし、上司や本社は”素晴らしい”いい報告を求めています。素晴らしい報告は2つあります。
- 本社や上司の戦略が素晴らしい
- 現場の活動成果が素晴らしい
実際に成功事例、ベストプラクティスの報告は求められ、その活動をマネする的なことを会議で言われたことはありませんか?
それに対して、うまくいかなかったこと、失敗、懸念事項について積極的議論する会議はかなり少ないと思いませんか?
しかし、改善した方がいいと思っても、改善ポイントを指摘するのは注意です。
なぜなら、
上司や会社は”良い報告”を求めているからです。
ダメなところ、改善すべきところが本当は重要です。ときには失敗することもあります。失敗の中にこそ改善や成功のヒントがあります。
最初からうまくいくことなどあり得ません。
うまくいったとしてもよりうまくいく方法があるかもしれません。
『失敗や挫折をしたことがない人とは、何も新しいことに挑戦したことが無いということだ』by アルベルト・アインシュタイン
『私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。』byトーマス・エジソン
一見ネガティブに見えることにこそヒントがあることを偉人たちは格言として残してくれています。
なぜ良い報告だけを求めるのか?

答えは”確証バイアス”です。
簡単にいうと”先入観”です。
人は自らに都合の良い情報や行なっている行動が正しいことを証明してくれる情報ばかり集める傾向があります。
反対に行動や考えを否定する情報を集めようとしません。
例えば、
顧客との面談数が多い営業マンほど成績がよい?
営業マンがアプローチをした結果、面談そして成績に繋がった可能性がります。
一方、商品の購入や使用を検討しているから顧客からコンタクトをとってきている可能性もあります。
この場合はすぐに
面談数=成績と捉えるのではなく、顧客に商品やサービスを認知してもらう事にフォーカスした方が効果的である可能性は排除できません。
誰も本当によくしようと思っていない
本当によくしようと思って行動している人はほとんどいないのでしょう。
多くの人は”自分にとってよく”しようと考えて行動しています。
だから会社や上司にいい様に思われたい。上司は自分の上司にアピールしたいので、表面上の良い報告だけを好みます。
なぜなら、上司は良い報告を求めているからです。まさに確証バイアスの罠です。
サラリーマンとしてやるべきこと

これらを踏まえて必要な注意喚起をする場合どうすれば良いのかです。
上司が上司に報告しやすい注意喚起
これが重要なポイントです。
- 注意喚起から始めない
- 現状の良い部分を報告
- 改善のポイントを具体的に
- 改善しないリスク
- 改善の方法
- 改善するメリット
注意喚起を行うのであればこの順で行うことが大切です。
人は誰しも確証バイアスがありますので、会議での注意喚起には注意です。
先入観、確証バイアスについて『Think right』の中で、『はっ!!』と思わされることがたくさん書かれていました。
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