こんにちは!『会社に縛られない生き方へ!MRのブログ』管理者のでんでんです。
Twitterや各種発信を見ていると
本当にMRって必要なくなってるな~
と思いますね。
”MRの質”問題はもちろんあると思います。
MRの必要性を医師や薬剤師に感じてもらうには、MRの質を上げる努力を個人、企業、業界レベルでしなければ、MR不要論に歯止めをかけることは不可能でしょう。
一方で、情報提供ガイドライン、透明性ガイドライン、モニター制度などでMRの規制が厳しすぎますね。
もちろん大切な規制制度ですが、規制し過ぎることでMRがオワコン化してしまいます。同じ疾患でも患者毎にバックグランドが異なり、医療の答えは一つではない。
医師との議論はレギュレーションとニーズの狭間に挟まれ、治療について議論が難しくなりますね。
MRの転職市場のトレンドがどうなっているのかを調べてみました。
MRの求人情報
確実に悪化しています!
MRをしていれば、必ず誰しもが転職を検討します。
そして、転職サイトに登録していると思います。本気で転職する気が無くても、『とりあえず』登録だけはしているMRも多いのではないですか?
そこから来る求人メール内容はどんどん変化しています。
3~4年前はがん免疫療法のオンコロジーMRの求人が多数あり、その後血液がん担当MRの求人が多くありました。
やはりプライマリーMRに比べ、オンコロジーMRの求人は強いな!と思うトレンドでした。
正社員求人があったのが、数年前までです。今はほぼコントラクトMRの求人です。
とは言うもののコロナウイルス流行前はそれなりの求人がありました。
それが一気に冷え込みました。
これまでであれば、全体的に下降傾向ではありつつもも新製品発売や適応拡大に合わせて求人の波は上下していました。
しかし、新製品発売や適応拡大でも正社員としての求人は人事がかなり慎重になっています。完全にコントラクトにシフトしています。
MRの求人件数は2020年9月大前月比14%マイナス。MSLについても横ばいです。
今後はMRではなく、MSLの求人が増えると考える方も多いかと思いますが、MSLの求人も減少すると思います。ここは後述します。
MRの転職可能性
MRからMRの転職の可能性は縮小は間違いありません。
コントラクトMRで良いのであれば、案件はまだあります。正社員転職はスキルとキャリアがないと厳しく、年収UPを目指すのはかなりキツくなっています。
MRの転職必要なもの
スキルとキャリアです。
つまり、欲しいと思わせる実績です。
プレイヤーとしての輝かしい実績やマネージャーとしての経験。
そんな実績を持っているMRはほとんどいないでしょう。そんな実績を持っているのであれば、社内でも重宝され、転職を考える機会も少ないのではないでしょうか?
ないのであれば欲しいと思われる資格を取得するかMR以外での転職を視野に入れるべきです。
MSLもニーズがなくなる
MSLのニーズもここから2年は増加すると考えています。
しかし、その後は急縮小に向かいます。
理由は
- デジタル化
- MSLへの規制
デジタル化は言うまでもなく、欲しい情報に簡単にアクセスできるツールはどんどん開発され、一般化されます。未承認に情報や比較についてもまとまったツールができることは容易に想定されます。そうなるとMSLの数としてのニーズは減少します。
もう一つはMSLへの規制の波が来ると見ています。
MRが情報提供ガイドラインによって縛られました。提供できる情報がないので、MSLが対応する案件が急増しています。会社によってはMSLを営業に近い認識で捉えている経営者もいるのは事実。
さらに元MRがMSLに配置転換されることで営業色を持ったMSLが増えます。そうするとMSLの活動規制へ向けたメスが入り、会社としての求人も減少するのではないかと予測が立ちます。
MRの転職ために
とは言うものMSLのニーズは一定期間は拡大します。
MSLは頭脳的に優れていることが重要ですが、転職をゴールとして考えた場合はそうである必要はありません。しかし、頭脳が優れている様に見える必要はあります。
ビジネスの転職で1番役に立つ資格はTOEICです。TOEICのスコアが高いだけですごいと思われる摩訶不思議な国、日本です。
私の会社のMSL海外学会参加基準はTOEIC730点です。TOEIC730点ないために学会参加でいないMSLがいました。
逆に研究所で勤務していて、2年前まで3年間海外で勤務していた社員と英語研修を一緒に受講する機会がありました。3年間も英語圏で生活していたのにかなりスピーキングが微妙でした。もちろん彼のTOEICのスコアは700点オーバーです。
なにが言いたいかというとTOEICを勉強していると転職に有利ということです。MRからMRへ転職するにしても、MRからMSLに転職するにしてもです。
またMRから他業種に転職するにしてもTOEICは重要な指標になることは間違いありません。
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