MRのセカンドキャリアは厳しいのか?

MRの仕事
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でんでん
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こんにちは!『会社に縛られない生き方へ!MRのブログ』管理者のでんでんです。

わたしも製薬会社でMR(営業)として10年以上働いてきました。新型コロナウイルスの影響で以前の様な活動ができず、MR不要論が叫ばれています。そこで、転職を考える人も多いでしょう。

では、MRの転職、セカンドキャリアは明るいのでしょうか?それとも厳しいのでしょうか?

答えは

厳しい”です。

それもかなり厳しいと認識しています。今回はその理由についてまとめました。

MRのセカンドキャリアが厳しい理由①:年収

『1度おいしいものご飯を食べたら、またおいしいが食べたいやん。あなたは1度上げた生活レベルを落とせますか?わたしはできません。だから頑張るんです。』

これは15年ほど前の大学生のとき、就活中に不動産会社の人事担当者から言われた面接での一言です。

当時わたしは成果に対する報酬が大きい職業を選びたいと思っていました。不動産や金融を中心に就職活動をしていましたが、不動産業で働くいとこの意見で、一転して製薬会社に入社しました。

いとこの意見は月収が数百万の月もあれば、数十万の月もある。年収の安定は家族と生活をする上では重要という意見です。

わたしの2019年の年収は1,100万円です。当時の年齢は35歳です。MRの中では悪くない方だと思います。35歳という年齢は昇給等で差がついているかもしれませんが、MRだと年収800万以上はあるでしょう。世間一般からするとかなり高い年収ではないでしょうか?

35歳のわたしの例を示しましたが、30歳でも40歳でも年収は世間一般からすると高いです。

先日ある転職サイトで転職した場合の年収を試算しました。どんなに高くても年収800万円に届きません。多くは500万〜600万円のオファーです。

いきなり年収が3割〜5割減少して生活できますか?

『一度上げた生活レベルは落とせない』

この言葉は製薬業界に留まる理由になっています。

MRのセカンドキャリアが厳しい理由②:井の中の蛙

わたしは常にMRは井の中の蛙だと思っています。MRだけではなく、医療業界自体がそうです。それは悪い意味だけではなく、良い意味もあります。日本の医療保険制度は素晴らしく、安心して過ごせます。収入が高くても低くても医療が受けやすい仕組みであり、そのために公的資金が投入されています。

その公的資金は公定価格としての薬価を通じて、製薬会社へ恩恵と安定をもたらしています。

この安定の部分に甘えてはいませんでしょうか?

2008年リーマンショックで多くの企業が倒産、給料・ボーナスカットになりました。MRはどうでしたか?わたしの周りのMRでリーマンショックを理由に給料、ボーナスが著しくカットになったエピソードを聞いたことがありません。

2020年のコロナショックではカットの対象が給料ではなくMRになっている印象です。リーマンショック時はMR活動は通常通りでしたが、コロナショックではMR活動が今までの様にできません。そうなると給料が高いMRはセカンドキャリアを考えざる得なくなりますが、今まで井の中で守られていた製薬業界から出ることができるのでしょうか?

わたしにとって直ぐにはハードルが高いです。

MRのセカンドキャリアが厳しい理由③:扱っていた薬(商品)は社会的に必要なもの

優秀なMRとはどんなMRでしょうか?その視点が会社からなのか、医療者からなのかで異なると思います。

ここでは営業マンとして雇用している会社の視点に立って考えたいと思います。MRと言えど営業です。営業であるからにはたくさん売ってくれる人が優秀です。一方で、優秀でないMRは売上がゼロでしょうか?

担当者が優秀でないからと全ての売上がゼロになることはあり得ません。競合品に切り替えられることがあっても一気に切り替えになることはないです。それは扱っている薬、つまり商品が社会的に必要なものだからです。新薬が上市されて、1軒も口座ができないMRもいますが、その新薬が圧倒的な新薬であれば、MRがどんなに不出来であっても病院から問い合わせがあり採用され、そしてそのMRの売上として計上されます。

他の営業ではそんなことはほぼないでしょう。

MRのセカンドキャリアが厳しい理由④:MRで得たスキル、資格がない

MRはなんの資格がなくても仕事ができます。

『MR認定試験があるじゃないか!』

と思われるかもしれませんが、業界資格でセカンドキャリアには全く意味をなしません。それどころかMR活動を行う上でも必要であったことがほぼないですね(大学病院や一部の基幹病院で提示を求めらた経験はありますが)。

MRとして頑張って仕事をしていたとしても得られる資格、スキルがありません。全くないかと言えばそうではないでしょうが、MRがセカンドキャリアを考えたときに転職面接時にアピールできる資格やスキルがないという意味合いです。

そんなことはないですよ。と思われたると思いますが、MRの営業は特殊です。見積書を作成することもなければ、売上の回収もありません。契約作業もPMSぐらいで営業マンとしての契約作業ではありません。

プレゼンの機会が多いのにMRのプレゼン能力は非常に低いと思いませんか?

説明会でプレゼンの機会は多々ありますが、プレゼンの内容やストーリーを熟考し、ソリューションや提案ができるプレゼンをしてきたMRがどれほどいるでしょうか?昨今では薬剤説明会でそれを行うことが厳格に規制されているので、その様なプレゼンをする機会があったとしても社内くらいです。トレーニングの機会が多いはずのプレゼンスキルすらも鍛えられていない。

まとめ

わたしは他人事ではなく、本当にMRのセカンドキャリアは厳しいと思っています。

年収以外にもそこには含まれない日当や福利厚生、家賃補助が年収としてカウントされない支給方法をとっている会社では年収以上に厳しいのが現実と認識しています。前述の様に2019年の年収は1,100万円でした。わたしの会社は家賃補助が年収に組み込まれませんので、住宅手当がない会社へ転職することを考えたら、プラス2〜300万円の上乗せがないと生活レベルは維持できないと思います。

今MRはかつてないほど時間がありますので、どの業種でも求められることが多い英語は勉強しておく方が懸命ですね。TOEIC700点はコスパがいいのでオススメです。

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