転職組MRの勤務地が優遇され、社内組MRが冷遇される理由

MRの悲劇
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でんでん
でんでん

こんにちは!『会社に縛られない生き方へ!MRのブログ』管理者のでんでんです。

あなたは今の勤務地に満足していますか?

希望の勤務地がなかなか叶わないのに、転職入社したMRが自分の希望勤務地に配属されて不満を覚えた経験はありませんか?

わたしはずっとそうでした。

転職入社のMRの希望勤務地が優遇され、既入社の社内組MRの希望勤務地が冷遇される理由が判明しました。

転職MR優遇理由①:応募確保のため

もし、あなたが秋田県の中途採用募集があったら応募しますか?

わたしは絶対に募集しません。わたしは秋田県に全く縁がなく魅力がありません。もしあなたが秋田県に縁や興味があれば応募するかもしれません。しかい、一般的に人気が高い勤務地とは言えないでしょう。東北であれば、人気は圧倒的に仙台ではないですか?仙台なら検討する人も増えることが予測されます。

同じ様に北海道だと札幌、関東だと大宮や横浜、東海だと名古屋、北陸だと金沢、関西だと大阪や神戸、中国地方は広島、九州だと福岡辺りだと中途採用の募集を検討に値する人も増えるでしょう。あなたも先述の都市の中では”検討の余地がある”勤務地があるのではないでしょうか?

企業が中途採用を募集する際重要な検討項目として募集が来るか否かです。募集が来ないことには話がはじまりません。そのため中途採用を募集する際に応募が来る様に応募者に魅力的な土地を提示する必要がります。

そうするとどうなるかです。

転職MR優遇理由②:人気勤務地に意図的に空席を作る

人気勤務地の採用募集を行うためには社内の調整が必要です。すなわち、中途採用者が勤務する様に人気勤務地に空席を作らなければなりません。

例えば、三重県で退職者が出て中途採用による募集を行う必要が発生したとします。

勤務地を三重県で募集をするよりも隣の名古屋で募集した方が応募が多くなります。すると会社はどうするか?名古屋で勤務している既存の社内MRを三重県に転勤させて、名古屋で中途採用の募集をかけた方が応募があるためにその様な人事異動を発令します。

そして名古屋に空席を作り、転職MRが入社します。

ときには福岡から三重県に転勤させて、人気の福岡に転職MRを入社させることもあります。

転職MR優遇理由③:即戦力

転職MRを優遇する理由は即戦力いう側面があります。新しい領域に参入する場合、その分野で経験や知識、KOLとの人間関係が既にある転職MRを入社させる方が、社内で教育育成するよりもリーズナブルです。加えて、各都市に経験MRを配置することで、既存の社内MRヘのノウハウのシェアにも繋がります。

田舎転職MRを入社させても既存の社内MRへの影響も小さくなるので、人気の都市部の勤務地に入社させた方が高い効果が期待できます。

まとめ

転職MRの勤務地をある程度優遇することは致し方ないことだと思います。

企業は人材を獲得しなければなりませんが、魅力がないと応募が来ません。企業の人事部としてのファーストプライオリティは採用予定人数を期限内に達成すること。そして、採用する人材の経験やスキルが高いことが求められます。田舎の勤務地でも優秀な人材が募集して来る可能性はありますが、確率論として都会の方が応募が多いことは明白です。そのために既存の社内MRが冷遇され、転職MRの希望勤務地が叶うのは当然の市場原理かもしれません。

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